ニュートンが重力を発見した時
物理では、「力が働くと、ものが変化します。」と習います。
しかし、そもそもニュートンは
「りんごが変化したから、重力という存在に気がつきました。」
重力というものの概念がない中では、「変化した」ということが、力の存在に気がついた唯一の手がかりになります。
これを意思の力に当てはめてみると、
意思の力
わたしが、携帯を左から右に動かしたとします。
これは、携帯の状態が変化したことになります。
「変化している」ということは、力が存在するということになりますから、何かしらの力が働いていると考えることができます。
そこで、何の力が働いたのかと考えると、私の意思の力により私が行動した結果、携帯の現実が変化したと考えるのが妥当です。
これが正しいと仮定した場合、広義的には、あらゆる生物の意思が私たちの世の中を変化させていることを示しています。
「あらゆる生物の意思が、わたしたちの現実が変化させている力である。」と仮定することは、理解しやすいと思います。
しかしながら、私たちの現実を変化させているものの中に、どの生物の意思も考えられないものがあります。ピンと来ないかもしれませんが、
「現実を変化させている全ての事に力が働いている」という観点で、物事をみ始めると、気がつかなかった新たな気づきが出てきます。
その話を、以下で、記載したいと思います。
生物の意思とは考えられない現実が変化している事象
地球上のありとあらゆる生物の意思以外で、私たちの現実が変化する例を2つ、示します。
一つ目は、よく歴史に登場する巨大隕石の落下です。もう一つは、イギリスの研究論文からアイディアを頂きました。
例1:巨大隕石の落下
例2:美術館に行く人は、長生きする傾向にある
例1:巨大隕石の落下
私たちが住んでいる地球に巨大隕石が落下すれば、地球は氷河期を迎え、私たちの現実が変化しますね。
これを、何かしらの力で現実が変化したと考えます。
捉えにくいかも知れませんが、「変化した=何かしらの力が発生している」と考えています。
例2:美術館に行く人は、長生きする傾向にある。
イギリスの研究者が長年、調査をし、その結果を論文に記載した記事がありました。
美術館に行く人は「長生きする」傾向、英大学の調査で判明
捉えにくいかも知れませんが、長生きをすること自体が、その人の現実が変化していると考えます。
例2の美術品は物です。物が、人間の脳を刺激し、活性化させて、人間の現実を変化させていると考えます。物には、私たちの現実を変化させる力があると考えます。
現代では、物の力をたくさん使用しています。
特に、仕組み作りでは、よく多用されています。
朝、大切なカバンを、忘れてしまった経験がありませんか?
そこで、夜のうちに、玄関にカバンを置いて、朝、出かけるときに、カバンが目に入ることで、脳に大切なカバンをリマンドさせる仕組みを作ったりしていませんか?これも、カバンという物の力と、カバンを配置する力と、夜の時間に仕掛ける力などを組み合わせることでできています。
スケジュール表に、予定を埋める仕組みを作ることで、時間になるとスケジュールの力により、あなたは大切な業務に移行できるようになります。スケジュールによりリマインドすることで、あなたの大切な現実が変化していると考えます。
鰻の焼いている匂いを嗅ぐと、鰻が食べたくなり、鰻屋に入った経験がありませんか?鰻屋が、自分たちの鰻を食べて欲しくて、仕掛けています。鰻屋の人の意思の力によって、ついついわたしたちは鰻屋に入ってしまいますよね。
物の力って何?
正確に書くと、「人が物を感知することで、人の意識が影響を受け、人の意思が変化し、人の行動が変わる力」です。
簡単に書くと、「物が人の五感に影響を与える力」です。
物の力の例
くどいかも知れませんが、もう少し見ていきましょう。
例:ある部屋に入り、一人で過ごすとします。それは、牢屋でも、ホテルでも、自宅でも、豪華な王室でもなんでもいいとします。
そこで、1年間、ずっと過ごすとします。誰にも会わず、食べるものなどの条件は同じとします。4つの部屋の違いに限らず、人は同じ考えに収束するでしょうか?
それは、難しいと思います。牢屋で1年いた人と、豪華な王室に1年いた人は、同じ考えになるとは考えにくいです。つまり、部屋の力によって、私たちの意識が影響を受け、私たちの行動が変化して、私たちの現実が変化していると考えます。
同様に、例1:巨大隕石の落下も、隕石という力によって、私たちの現実が変化していると考えることができます。
ここで、1つ疑問がでてきます。都合のいいように、解釈していると判断していただいても構いません。
今まで、現実が変化する力は、生物の意思の力でした。
ですが、現実が変化する力に、物の力とあります。なぜ、意思が入っていないのですか?
物の力と物の意思の力
勘がいい人は、もうわかっていると思います。
現実を変化させる力 = 生物の意思の力 + 物の意思の力
= 万物の意思の力 では、ないかと推測できるからです。
これについて、見ていきたいと思います。
少なくても、疑問が2つ出てきます。
疑問1:そもそも、物に意思があるかどうか疑問ですね。
疑問2:物に意思があったとしても、どうやって物に意思があると証明するのですか?
疑問3:物に意思があるということは、自分の体にも意思があるということになりませんか?
疑問1に関しては、物理現象から説明していきます。
物の意思の力と物理現象
疑問1:物に意思があるかどうか疑問
物の意思の力を探す方法ですが、
現代の物理現象の中で、上手く説明できていないところはないかと考えます。
物理現象では、よく「解が1つに収束しない」ということがあります。
これを人が物理現象を、正確に理解して説明できていないのではと考えます。
もし物に意思があるのなら、解は1つに収束せず、いろんな解の可能性があり、解が揺れる、ブレる、ズレるのではと考えます。
もし物に意思がなければ、自然現象は必ず人間の納得のいく現象になるということです。
まず「解が1つに収束しない」自然現象の例を下記に記載します。
例:手のひらの20cm上から、木の葉を落としてみます。
手のひらに落ちる確率は、90+何%とはじき出せます。
しかしながら、手のひらのある地点に必ず落ちてくることは証明できません。
この、木の葉の落ちる場所が1つに収束しない事を、解が揺れる、ブレる、ズレると呼んでいます。
次に、解が1つに収束しない物理現象を、どのように現代では定義しているかを記載します。
高校か大学の物理で、熱のブラウン運動というものを習いますね。
下記がその定義です。
ブラウン運動の定義:「微粒子や、分子などが不規則に運動する現象」
(酸素などが、空気中をフラフラと動くこともブラウン運動の1つです。)
「あれ?」と思いませんか?
定義なのに、不規則に運動するとは、どういうことと?
そこで、上記の定義は、人間が物理現象を正確に把握できていないから「不規則に運動する」という不明確なものとして定義していると考えます。
ブラウン運動が明確に説明できないのは、「なにかしらの力※」が足りていないからと考えます。
つまり、「物の意思の力を入れて、定義されていないのでは?」と考えます。
言い換えると、「物に意思があるかどうかは、人間が自然現象を読み切れているかどうかで判断できます。」
※物の意思だけではない可能性もありますが、今は、それらも含めて物の意思の力という言葉でくくっているとお考え下さい。)
他にも、いくつか予測できない自然現象(解が1つに収束しない現象)を上げます。
物理現象を読み切れていない例1:来年の天気
来年の天気を読むことはできないですよね。
物理現象を読み切れいていない例2:サイコロの目
かならず、5の目を出す方法を見つけていれば、
大金持ちですよね
現代では、人間が正確に読み切れない現象を、数学の確率論で不明確に表現していると考えることができます。
質量の小さいもの、酸素などは熱エネルギーを利用してニュートン力学を外れない範囲で、自分の意思で1つ1つが動いていると考えると、つじつまが合います。
疑問1の回答:
自然現象で、解が1つに収束しない現象があり、それらを不明確に表現している物理定義がある。
解が1つに収束しない物理定義に、物の意思の力が働いていると考えるとつじつまがあう。
つじつまが合えば、理論としては成り立つ。