意思の力

まず簡単な例で、話をしていきます。
わたしが、携帯を左から右に動かすと、携帯の現実が変化します。
携帯の現実は、なぜ変化したのでしょうか?

それは、わたしが携帯を動かしたからです。
わたしの意思によって、携帯の現実が変化しました。
広義的には、あらゆる生物の意思の力によって、この世の現実が変化していることになります。


しかしながら、生物の意思以外で、わたしたちの現実が変化していることも多くあります。

生物の意思以外で現実が変化している事象

2つの例を示します。

例1:巨大隕石の落下
例2:美術館に行く人は、長生きする傾向にある

例1:巨大隕石の落下

巨大隕石が落下すれば、私たちの生活は氷河期を迎え、現実が変化します。
これを、何かしらの力で現実が変化したと考えます。
捉えにくいかも知れませんが、「変化した=何かしらの力が発生している」と考えています。

   

例2:美術館に行く人は、長生きする傾向にある。
研究者のデータがあります。下記のリンクをご覧ください。
美術館に行く人は「長生きする」傾向、英大学の調査で判明
捉えにくいかも知れませんが、長生きすること自体が、その人の現実が変化していると考えます。

   

例2の美術品は物です。物が、人間の脳を刺激し、活性化させて、人間の現実を変化させていると考えます。物には、私たちの現実を変化させる力があると考えます。

現代では、物の力をたくさん使用しています。
特に、仕組み作りでは、よく多用されています。

朝、大切なカバンを、忘れてしまった経験がありませんか?
そこで、夜のうちに、玄関にカバンを置いて、朝、出かけるときに、カバンが目に入ることで、脳に大切なカバンをリマンドさせる仕組みを作ったりしていませんか?これも、カバンという物の力と、カバンを配置する力と、夜の時間に仕掛ける力などを組み合わせることでできています。

スケジュール表に、予定を埋める仕組みを作ることで、時間になるとスケジュールの力により、あなたは大切な業務に移行できるようになります。スケジュールによりリマインドすることで、あなたの大切な現実が変化していると考えます。

鰻の焼いている匂いを嗅ぐと、鰻が食べたくなり、鰻屋に入った経験がありませんか?鰻屋が、自分たちの鰻を食べて欲しくて、仕掛けています。鰻屋の人の意思の力によって、ついついわたしたちは鰻屋に入ってしまいますよね。

物の力って何?

正確に書くと、「人が物を感知することで、人の意識が影響を受け、人の意思が変化し、人の行動が変わる力」です。

簡単に書くと、「物が人の五感に影響を与える力」です。

物の力の例

くどいかも知れませんが、もう少し見ていきましょう。

例:ある部屋に入り、一人で過ごすとします。それは、牢屋でも、ホテルでも、自宅でも、豪華な王室でもなんでもいいとします。

そこで、1年間、ずっと過ごすとします。誰にも会わず、食べるものなどの条件は同じとします。4つの部屋の違いに限らず、人は同じ考えに収束するでしょうか?

それは、難しいと思います。牢屋で1年いた人と、豪華な王室に1年いた人は、同じ考えになるとは考えにくいです。つまり、部屋の力によって、私たちの意識が影響を受け、私たちの行動が変化して、私たちの現実が変化していると考えます。

同様に、例1:巨大隕石の落下も、隕石という力によって、私たちの現実が変化していると考えることができます。

ここで、1つ疑問がでてきます。都合のいいように、解釈していると判断していただいても構いません。

今まで、現実が変化する力は、生物の意思の力でした。
ですが、現実が変化する力に、物の力とあります。なぜ、意思が入っていないのですか?

物の力と物の意思の力

勘がいい人は、もうわかっていると思います。

現実を変化させる力 = 生物の意思の力 + 物の意思の力
          = 万物の意思の力           では、ないかと推測できるからです。

これについて、見ていきたいと思います。

少なくても、疑問が2つ出てきます。

疑問1:そもそも、物に意思があるかどうか疑問ですね。
疑問2:物に意思があったとしても、どうやって物に意思があると証明するのですか?

上記に関しては、物理現象から説明していきます。

物の意思の力と物理現象

物の意思の力を探す方法ですが、
現代の物理現象の中で、上手く説明できていないところはないかと考えます。


物理現象では、よく「解が1つに収束しない」ということがあります。
これを人が物理現象を、正確に理解して説明できていないのではと考えます。

もし物に意思があるのなら、解は1つに収束せず、いろんな解の可能性があり、解が揺れる、ブレる、ズレるのではと考えます。
もし物に意思がなければ、自然現象は必ず人間の納得のいく現象になるということです。


例:手のひらの20cm上から、木の葉を落としてみます。

手のひらに落ちる確率は、90+何%とはじき出せます。
しかしながら、手のひらのある地点に必ず落ちてくることは証明できません。
この、木の葉の落ちる場所が1つに収束しない事を、解が揺れる、ブレる、ズレると呼んでいます。

高校か大学の物理で、熱のブラウン運動というものを習います。

ブラウン運動の定義:「微粒子や、分子などが不規則に運動する現象」

「あれ?」と思いませんか?
定義なのに、不規則に運動するとは、どういうことと?

不規則な運動とは、何かしらの意思の力が働いていて、人間が予測し切れていない運動と考えます。
エビデンスはありませんが、そう考えるとつじつまがあいます。